くるっと回ってにゃんころりん

好きコンテンツに触れてやべぇ!と思ったときに書きにくるかもこないかも。ジャンルフッ軽の雑記です。※BLジャンルの作品を含みます

『ウウウルトラC』が楽しすぎる話:『ウウウルトラC』感想文 (※核心をつかない程度のネタバレあり)

ADELTA様の18禁同人BLゲーム『ウウウルトラC』をプレイしました。いや~~~~すごい……すごい作品でした…最後まで見て(一周目)後日談読んでQ&Aを読んでハア~~ってなったまま寝た翌日書いています。本当は二周目やってから書くべきでは?とも思ったのですが、それはそれでまた別にやったら記事にするか、ここに追記しようかな~と思っています。
 

・ゲームの基本データの話

公式の方にも記載がありますが、全三話構成となっており、それぞれカップリングが異なります。進み方は固定で一話→二話→三話。話の内容は共通しているのですが、三話までやらないと全貌が分からないのでぜひ三話まで…お願いします…。三話に近づくにつれ三話のカプである夜美×十郎(以下夜十)が段々とんでもないのが気配で分かってきて、やりながらこ、怖!!!!となってきたのですが、三話で全てが繋がってくる面白さと夜十の関係性のとんでもなさで頭を抱えました。初読だと、一話の裏が二話で語られ、二話の裏が三話で語られ…という感じがしたし、そうかなとある程度予想しながら読んでいたのですが、三話の裏が一話なのでは?と思ってしまってからは二周する気持ちとか必然性がめちゃくちゃ分かってまた頭を抱えました。これから一話またやるのが楽しみです。なので、気持ち的には一話→二話→三話(→一話)かなぁと思っています。
ちなみにゲーム中選択肢はありません(最初一生懸命攻略探してたらなくてびっくりした、BLゲームも攻略がないと出来ない民…)動画で読む漫画とかFLASHアニメのごとく話が展開するので、気持ちだけ作っていけばオッケー!(?)ですが、そこそこのグロ耐性は必要かなあ…と思います。残酷な描写はまあまああるのですが、絵柄のテイスト的にそこまでダメージはない(と思う)のですが、あるにはあるので全く耐性ないとちょっときついかも。BLゲームの中で見たら全然軽い方だとは思いますが…。(もっとすごいのあるからな…)
 

・それぞれのルートの話

第一話『若き太陽』明×正太郎(以下明正)
全ての始まりの話。三カップルある中で、唯一明正だけは話の最初から恋人同士なので、早くBLしてくれ!と思う人にも優しい設計だなと。ちなみに、二人がくっつくまでの過程は断片的にではありますが三話で分かります。ここの明がまたかわいいんだよなあ本当…アキラぁ~!正太郎はごく普通の子っぽいですが、ある重要な力を持っていたり、意外にも結構しぶとく屈せずその場に立つと決めたら立っているタイプの子。図太いというか、肝が据わってるのでここぞという時に明を支えます。(支えられるようになるまでの話といってもいいかも?)序盤~中盤で、昭が定期的に姿をくらましたり考えが分からなかったりして、気持ちは通じている筈なのにすれ違いが生まれてしまうところがね…いちゃついているところの癒される感といい感じに差が出ていてよかったです。お風呂のところのやり取りめっちゃ好き。そして謎が明らかになっていく後半は一気に熱い展開になります。ここで活きてくるヒーロー、イカロスと怪獣の関係性がめっちゃ熱くて、ウワ~~~ってなるのでぜひ体験して欲しいです。
あとサブキャラ!サブキャラも二話のある人(顔はいいと思う)以外皆好きだ~って思うのですが、一話で活躍する小林が個人的に結構好きです。こういうタイプの過去トラウマ男は悪いヤツのようでそうでもないのがいい。
ちなみに、明が麻雀が好きで、一話だけでなく三話とかでも麻雀ネタが出てきます。麻雀もっとちゃんと勉強しておけば…!と思いました。(全然ルールが分かってないけど少し齧っただけ)ただ、これから鳴く度ににやにやすると思う…ラストのえっちシーンよかった…。
 
 
第二話『水晶の夜』鈴×史郎(以下鈴史)
二話の二人はくっついていないところから始まります。あと二人とも自分の願いの為に行動しているので、正義でも悪でもないなと個人的には思っています。結局二人とも出会ってから二人のいる世界があればそれで良くて、その為に行動しているのに三周ぐらいしてようやく線が交わるみたいなね…傍から見たらもうモノローグでめちゃくちゃ好きなの分かるから早くどうにかなれよ!!こっちが恥ずかしくなってくるわ!!っていうのがくっつくまでもくっついた後も続きます。鈴史はきっとずっとこんな感じなんでしょう。ハア~~~…。
話としては、さらっと言うと一話の裏側で史郎と鈴がどういう意図で行動していたのかを明らかにしつつ、二人の馴れ初めだとかもありつつ、お互いの目的を果たす為に復讐しようとする…って言ったらいいのかな。もうとにかく二人とも可愛い…あと二話については、話のタイトルと話の中のモチーフのものがすごく好きです。幻想的で綺麗でポップな感じがスチルの雰囲気からも感じるのですが、鈴史にあっててサイコーです。極めつけはEDです。二話のEDめっちゃくちゃいい…!!大好きです。歌詞がめちゃくちゃ鈴ことベルちゃん視点なのですが、歌詞を見て悶え、曲のセンスに震えました。くろさわ先生…最高です…。
 
第三話『〇〇〇〇〇』夜美×十郎(以下夜十)
タイトルは文字数だけそのままに伏せました。なんか…なんとなくその方がいい気がして…。冒頭でも書いた通り、この二人ヤバい、ヤバいぞ…!!というのが一話、二話ときてめっちゃくちゃ分かってる状態で読んだんですけど、何ていうかBLゲームのカップリングの筈なのに明かにBLの枠組みには収まり切れていないんですよね、夜十。BLゲーのカプなのにBLという枠に収めていいのか…?まあそこがいいんですけど…。ただ枠に収まるうんぬんの話については、本編中の夜美の発言からしてはみ出る気満々なのも何となく分かるので、このまま想いの質量に圧倒されたままでいていい気がしています。何だろう、そもそも惹かれあっていたきっかけが、それって恋愛なのか?と思う感じではあったんですが、最終的にそんなきっかけも何もかも吹っ飛ばして二人でいる道を選ぶので、愛よりデカい何か…としか私には考えられていない感じです。あと終わったら必ずおまけを見てください…プレイした先人の方の感想を参考に、プレイ直後宇宙に放り出されながらもおまけに辿りついたのですが、これがあるのとないのとで大分違う。いや見てもえっ…どういう…何て??って感じにはなるんですが…。な、なんですかその歌詞は!!???ってなる。いい意味で。いや~…夜十、とんでもねえ二人です(褒めてるし実際確かにとんでもない…と思う)なんか振り返ったらあそこもあそこも皆夜美の愛だったのでは?って思えてくるもんな。ちなみに私は中盤最後辺りの夜美と十郎のもにゃもにゃが最高によかったな~~~!と思っています。あとタロウちゃんが三話だとめっちゃ活躍する。本当に可愛い。タロウちゃんぬいぐるみにならないかな~~~~~。ぬいになってくれたらおっきな成果ですね。
あと三話は一話を別の視点で書いているな…と思いました。一話のところで書きましたが、明の話が三話でちょっと絡んでくるのが大きいのかな。十郎と明のやり取りというか、コンビが結構好きなんですよね。正反対だけど、明なりに十郎を信頼してるし、十郎も明のことは一目置いているんじゃないかと思います。
 

・おわりに

実は今回初めてADELTA様の作品をプレイしたのですが、めちゃくちゃ面白かったです。やってよかった…。なんと来週にはR18後日談公開予定と聞き、テンション爆上がりしています。ありがとうございます…。12月発刊予定の副読本も楽しみに生きます…。
 
『ウウウルトラC』公式サイト
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